月曜練習会レポート 

月曜練習会レポート(10/25)

 10月25日月曜日。今日の出席は、6名。

 今日も徹底的にヨコノリとタテノリの違いを体感していただきます。

 今回は、ちょっと前までは皆さん「ノル」と言ったら普通にやってた「タテノリ」のやり方をあらためて説明します。と言っても理屈は言いません。
 ヨコノリ = 跳び箱 とすれば、タテノリ = ジャンプ と、まあ、これだけです。このイメージを使い分けてください。

 今から、色々なジャンルの音楽をかけますので、この両方でノッてみてください。


 ジャンプの方がはまるもの、ジャンプしてるとだんだん音楽の方が前にいくような感じがするもの、逆に、後ろに引っ張られるような感じがするもの、等等、いろいろな感じをつかんでください。

 何度も言いますが、このように、ノリ方というのは、全て受け取る側に沸き上がる感覚です。その音楽がどういうノリなのかは客観的事実ではありません。演奏者がどのようにノッていたか?というのには確かに正解がありますが、受け取る側としては別にそのことを尊重しなければならないということはありません。好きにノればいい。

 なので、ノルというのは本来はごく個人的なものではあるのですが、ここでは、大きく2種類のノリ分けが出来るようになってほしい。それが、タテノリとヨコノリです。

 これを感じ分ける感覚は、将来、どんなジャンルの音楽に進んでも、絶大な威力を発揮します。また、個々の楽器のの練習も格段に効率が良くなります。


 ほなまた〜。







月曜練習会レポート(10/18)

 10月18日月曜日。今日の出席は、計8名。

 今日はちょっといつもとはアプローチを変えて、アメリカポップミュージック史からビートルズ以降のイギリスポップシーンの流れの中で、アメリカのブルースに始まったヨコノリのビートがどのように扱われていったかというお話をしながら、今までヨコノリの例曲に使っていたシックやクルセイダーズの時代背景、そして、ブリティッシュロックの衰退とパンクの誕生からテクノ、ニューウェイブの隆盛の中でビートというものがどのように扱われて、ロックはメタルとなって復活し果てはどうなったのか?という時代背景の中で、イギリスポップシーンで黒人ビートとは違うヨコノリに取り組んだトーキングヘッズの音楽を例曲に身体を揺らせてもらいました。

 ここでは、徹底的にヨコノリとタテノリの違いを体感していただきたいのです。

 メタルはそのテンポがどんどん早くなり、ライブ会場ではもうジャンプするぐらいしか身体の動きをシンクロできない。これは、完全にロックのタテノリ化だったのです。しかし、ロックがまだヨコノリであった時代、そう、成毛滋氏がアメリカで見たエリッククラプトンと言ったらたぶんこのバンドでしょうと思われるデレクアンドドミノスのライブ盤を聴いてきてください。
 こんなにも違う。というか、違うことが分かりますか?!

 とにかく、理屈はもうどうでもいい。ビートには大きくタテノリとヨコノリがある!ということを是非ともこの段階で体感してください。

 たのむでしかし。